おしえて！メンエス嬢-1 ぶっちゃけ、メンズエステはどんな客がなにを求めて来るの？

本当に体をほぐしてもらいたいなら、整体に行けば良い。女の子と個室でイチャイチャしたいなら、風俗に行けば良い。世の男性たちは一体何をこじらせてメンズエステに足を運ぶのだろうか？

客の9割がこれと言っても過言では無いでしょう。
料金は、日本人の女の子に施術してもらえてキワキワのマッサージの望みあり、という最低限の条件ですと、60分9000円程度かと思われます。
どんな気持ちの悪いホームレス風の男性でも、会社社長という肩書きを引っ提げてやってくる誠実そうな男性でも、お店に入った瞬間からエロスイッチが入ります。「可愛いね」、「一目惚れしちゃった」、デブに対しては「ムチムチでエロいな」等といった言葉を駆使して、女の子をおだてながら体をタッチしようとします。メンズエステで働く女の子は、「二人きりの密室で裸の男性の体を触ってもウフフOK～★」という感覚の持ち主が入店していることが大前提に有りますので、拒否の仕方が緩い子も多数。この個室で最後までヤれるかも？しかも、風俗よりも格段に安い値段で・・・という希望を胸に、長年通われている人が多い印象です。
しかもとあるお店では、講師が教えるマッサージの仕方が、「(胸が客の頭上に来るように、ともすれば事故で顔に当たるように)客の頭の上側から施術すること」であったり、「(腕がもしかしたらアソコに当たっちゃうかもというところまで)客の太ももを両腕で包んで施術すること」など、完全アウトにはならないレベルでうまくエッチな施術になるように、考えられているのです。

客の中には、女の子に対して誉め言葉などで全く口説いてこない、キワキワを施術しても勃たない、むしろ「そこじゃなくて背中を強くやって」という客も稀に居ます。
女の子のレベルが低かったから、おざなりにしているのかな？と思いきや、同じ女の子を複数回指名します。その中には、紳士的な顔をして女の子を本気で落としたい、と考える方も居ますが、そういう方は数回通ううちに本性を出し、次第に「エロセコ客」へと淘汰されていきます。本物の草食系客には、元々アソコの勃ちが悪くて性的行動に自信・興味が無い方や、「お金を払わないと若い女の子と喋ることもできない年齢になった」ときっぱりと自覚している年配の方などが居ます。

エロセコ客は女の子にとって一見迷惑に見えますが、必ずしも草食系客が良いとも限りません。エロセコ客は、女の子を何とか触ってやろうと褒めちぎってくれますし、食べ物やCD、本などの差し入れをくれる時も有ります。例え褒め言葉が真っ赤な嘘であっても、普段の生活ではなかなか満たされない承認欲求が、だんだん満たされていくことを感じられるでしょう。対して草食系客は何の反応も無いのでつまらない、または自分の施術に自信がなくなることもあります。客との相性は本当に千差万別。うまく波長の合うお客様と巡りあって、末永くお仕事を続けていきたいものです。